会長ご挨拶
東日本プラスチック製品工業協会 会長の住田嘉久です。
令和8年5月の総会におきまして、引き続き会長職を拝命し、3期目を務めさせていただくこととなりました。改めまして、その責任の重さに身の引き締まる思いでございます。会員の皆さまには、日頃より当協会の活動に多大なるご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
現在、プラスチック業界を取り巻く環境は、これまで以上に大きく、かつ急速に変化しています。原材料価格やエネルギー価格の高止まり、人手不足、物流費や人件費の上昇に加え、資源循環や環境負荷低減に対する社会的要請も一段と高まっています。
また、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や不安定な中東情勢など、国際的な緊張は原油やナフサをはじめとする原材料の調達、価格、物流に影響を及ぼす可能性があります。特に、原材料や部品、物流の一部に問題が生じることで、生産活動全体が停滞するサプライチェーン上のボトルネックについては、今後も十分な注意が必要です。
当協会では、こうした課題を会員企業だけの問題として捉えるのではなく、関係省庁とも意見交換を行い、原材料調達、物流、価格転嫁、人材確保や育成就労制度など、事業活動を妨げるボトルネックの把握と解消に向けた取り組みを進めてまいります。会員企業の皆さまから寄せられる現場の声を関係機関に届け、必要な支援や施策につなげることも、当協会の重要な役割であると考えております。
一方で、厳しい事業環境を乗り越えていくためには、各企業がそれぞれの強みを磨き、技術力、品質管理力、生産性、提案力をさらに高めていくことが不可欠です。そのためには、業界動向や新技術に関する情報収集に加え、会員同士の交流、技術者同士の意見交換、企業や研究機関との連携が、これまで以上に重要になります。
昨年度は、その取り組みの一つとしてプラスチック成形加工研究会を開催し、技術的な課題や新たな可能性について、参加者の皆さまと学び、意見を交わす機会を設けることができました。研究会を通じて得られた知識や人的なつながりは、各社の技術開発や課題解決に役立つだけでなく、新たな協業や事業展開につながる可能性を持っています。
今後も研究会を継続するとともに、講演会、情報交換会、企業間交流などを一層充実させ、会員企業の皆さまにとって実務に役立つ情報と、新たなつながりを得られる場を積極的に提供してまいります。当協会の活動が、会員企業の技術力向上や人材育成、顧客への提案力向上、さらには企業価値の向上につながるよう、取り組んでまいりたいと考えております。
プラスチックは、私たちの暮らしや産業を支える必要不可欠な素材です。環境問題への対応や資源循環への転換を進めながら、プラスチックが持つ軽量性、耐久性、加工性、設計自由度などの優れた特性を生かし、社会の課題解決に貢献していくことが、私たちプラスチック関連企業に求められています。
3期目を迎えるにあたり、これまでの活動を継続するだけでなく、会員企業の皆さまの声にこれまで以上に耳を傾け、変化する時代に対応した協会運営に努めてまいります。
今後とも、会員の皆さまの一層のご支援とご協力を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。
東日本プラスチック製品工業協会
会長 住田 嘉久
事業活動
1.交流の輪を広げる
1)支部会(8支部、7団体)
2)賀詞交歓会
3)青年経営研究会(JPO会)
4)技能士会
5)製品技術部会
6)APM会
2.自己研鑽する
1)プラスチック成形技能検定(国家資格)
2)各種成形技能講座
3)書籍の斡旋
3.情報をつかむ (APMニュース)
沿革
本協会の沿革
| 昭和14年 | 関東のプラスチック加工業者が集まり、東京合成樹脂加工工業組合を設立。 |
|---|---|
| その後、戦争により解散。 | |
| 昭和22年 | 東部合成樹脂製品協同組合として設立したが、後に解散。 |
| 昭和27年 | 原料の安定確保を目指し、射出成形加工業者が中心になって、関東射出成形工業会が創設された。 |
| 昭和31年 | 圧縮成形加工業者の団体として、東部プラスチック成形工業会が創設。 |
| 昭和38年 | 「中小企業近代化促進法」が施行されたのを機に、11月28日付けで、上記2団体が合同し、東日本プラスチック成形工業会を創設された。(当工業協会の前身) |
| 昭和45年 | 任意団体から法人化へ。 |
| 4月1日、それまでの任意団体を解散し、改めて、社団法人東日本プラスチック成形工業協会が設立された。 | |
| 平成 5 年 | 創立30周年を迎える。 |
| 平成14年 | 名称変更し、社団法人東日本プラスチック製品工業協会となる。 |
| 平成18年 | 事務所移転。 |
| 新事務所 〒104-0045 東京都中央区築地3-12-5 築地小山ビル | |
| 平成25年 | 一般社団法人へ移行。 |
| 4月1日、一般社団法人 東日本プラスチック製品工業協会となる。 | |
| 11月 創立50周年記念式典を開催 |
組織

